ハルカ(正式名称は地球言語で表記不可能)
地球の現地調査にやってきたが、ひとりだけ取り残されてしまう哀れな少女。
語尾に「ッス」と付くのは翻訳装置のせいで、彼女の地の口調では無いそうだ。
ハルカの母星(オショロコマ星)の環境は地球とほとんど同じのため、ルックスは地球人と変わらない。
決して背中にチャックとかは付いていない。
頭にカチューシャのような翻訳装置を常備している。
衣食住にも何の抵抗も無い。むしろ楽しげ。
「あ、あの出たって言われても、ワタシ、さっきからずっと呼んでたんスけど……本当に気付いてなかったんスかぁ?」
「ほら、降りるッスよ〜♪ 家族に紹介しまスからね?」
うっかり物音を立ててしまった。
痛恨のミスだった。
一斉に振り向いた宇宙人たちの視線を一手に浴びる俺と珠樹。
殺られる!?