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まだ陽も上がって間もない早朝。
俺は竹箒を持って天を仰いだ。
樹齢何十年という太い木々が、古びた境内を囲むようにして生えている。
上り始めた太陽の光に照らされ、木の葉がヒラヒラと舞い降りてくる。

俺の名前は無明 希沙良。
祖父が神主を務めるこの神社でアルバイトをしている。
仕事の内容は、祭りの時などは神主の手伝いとお守りの販売。
だが何もないときは主に、境内の掃除になる。
当初、ここでバイトを始めた時は、単純すぎる境内の掃除に嫌気が差していたが……。

今もこの気持ちは変わらない。
視線を地面に降ろせば、足元には散らかった木の葉達。

「あー、またサボってるー。ダメだよぅ!」
「神聖なご神木を切りしたら、神主様に言いつけるよ」

ミディアムヘアの髪の毛を揺らして頬を膨らませているのは二階堂 百合菜。
そしてその隣でストレートヘアをなびかせているのが水無月 琴音。

「表の道の掃除、終わりました」

長いポニーテルを揺らしてやってきたのは、芹沢 由真。
先週から新しくここのアルバイトに入った子だ。

この三人の女の子と俺、今日もだるい一日が続くと思っていた…しかし



水無月 琴音(ミナヅキ コトネ)

年齢:25歳
身長:170cm
体重:???
スリーサイズ:90.60.87
神社で巫女さんのバイトをしている女性。
古風な大和撫子調な雰囲気と独特の口調が特徴。
多少世話焼きな所がある。

「いつもの事だよ。彼がサボるのは」
「……これは、相手が希沙良君だからあげたいんだ」


紙切れに念を込めた瞬間、突然神社の奥から耳を劈くような悲鳴が響いた。
由真「……!? 何!?」
驚いた由真が振り返る。
俺は慌てて紙切れを握りつぶし、拳に隠した。
この悲鳴は……。

芹沢 由真(セリザワ ユマ)

年齢:20歳
身長:158cm
ポニテ。巫女姿。
希沙良と張り合えるくらい強気な女の子。
内心は嫌がってないが、希沙良のだらけた性格がゆえ
激突することが多い。

「今更信じられても困るけど……まぁいいわ。許してあげる」
「知らないったら、知らないんだからぁっ……ああああんっ!!」


由真と百合菜が必死に触手を払おうとしている。
だが俺は、その光景に一歩も動けずにいた。
別に怖いとかではなく、その触手があまりにも異様だったからだ。

二階堂 百合菜(ニカイドウ ユリナ)

年齢:21歳
身長:155cm
体重:???
スリーサイズ:75.56.72
琴音と同じく、神社で巫女さんのバイトをしている。
15〜18歳にしか見えないが一応社会人の年齢ではある。
外見だけでなく、精神もまだまだ子供といえる。

「でもさ、カッコいいよね希沙良君」
「望むところっ……もうダメって言って泣かせちゃうくらいにしてあげるんだからっ」


今目の前にいる触手の力は見るからにして強力で、男の俺でも歯が立ちそうにもない。
ギリギリと触手は琴音にまとわりついて、このまま箒で叩こうものなら琴音にも当たってしまう。
取り出した人型の紙はぐしゃぐしゃに丸められ、ところどころ切れている。
これじゃ、術を吹き込む事ができない。

八雲 皐月(ヤクモ サツキ)

年齢:18歳
身長:148cm
体重:???
ちび少女。
希沙良が実家にいたとき、近所に住んでいた少女で幼い頃から希沙良のお嫁さんになるのだと必死だった。
ある日陰陽道に目覚め、希沙良に会いに行くも、希沙良の周りに琴音達がいたためやきもちを焼いて彼女達を式神で襲うのだった。

「もう……子供じゃないもん……」
「皐月の大事なはじめてあげるから、だからお嫁さんの第一候補にして?」


正直、俺のように陰陽術を扱える人間なんてそうそういない。
一体誰なんだ?何なんだ?この強力な陰陽術は…